オーキッド洋庵のラン栽培Q&Aコーナー/デンドロビウム

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デンドロビウム Q&Aコーナー(Dendrobium)

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      目  次
1 胡蝶蘭に関するQ&A
2 カトレヤに関するQ&A
3 バンダに関するQ&A
4 デンドロビウムに関する
  Q&A
5 シンビジウムに関する
  Q&A
6 バルボフィラムに関する
  Q&A



置き場所に関するQ&A(遮光・通風を含む)
  質問 1 直射光に当ててもいいとか悪いとか聞きますがどっちが本当なのですか?
  回答
  置き場所にも関係する問題ですね。
  ノビル系デンドロビウムやアフィラム、ロディゲシーなどは、風通しが良い場所で次のこと考慮しながら
  吊り下げるか棚に置いて管理しましょう。

  ノビル系のデンドロビウムやアフィラム、ロディゲシーなどは、午後2時頃までの太陽光なら直接当てても構いません。
  デンドロビウムにしろカトレヤにしろ、胡蝶蘭も、バンダも基本的には太陽光を浴びることが好きなのです。
  太陽光を浴びて葉やバルブの中で光合成をして成長しているのですから。

  ただ、品種によってはその生育環境、例えば木漏れ陽が当たる森林の中、直射光が一日中当る岩盤の上など
  光の当たり具合が違いますので、趣味家や専門家が栽培する場合は、そのような遮光環境を
  作ってあげなければいけないのです。

  ただ、西陽だけはエネルギーが強すぎるので避けた方が賢明です。
  絶え間なく風通しが良い場所であれば、一日中直射光に当てても構いません。

  直射光に当てて育てると、バルブが丸々と太ってきれいな飴色に仕上がります。
  葉の色はどちらかというと薄黄緑色から薄黄色といった色合いです。

  一方、遮光下で栽培したものはバルブの色も葉の色も綺麗な緑色をして、太さはそんなに太くなりません。
  直射光に当てる必要はないというベテラン栽培家もいますが、基本、太陽光を好むということと
  太陽光によって光合成して生きているということを理解し、原則として西陽以外は当ててもいいということであれば
  直射光に当てる必要はないという考えには賛成できませんね。

  現に、オーキッド洋庵では春から低温処理に移行するまでは、屋外の直射光下で栽培し
  丸々と太った元気なバルブに仕上がっています。

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水やりに関するQ&A
  質問 1 デンドロビウムへの水やりで気を付けることは何でしょうか?
  回答
  デンドロビウムは全般的に乾かし気味に栽培することが大事です。
  乾かし気味ということは、水苔植え等植え込み材がいつも湿っている状態ではいけないということです。

  しっかりと水やりをした後は、植え込み材が乾くのを待って次の水やりをします。
  乾かないうちに水をかけると、根腐れを起こしやすくなるし株自体の成長も上手くいきません。

  成長期の春から夏にかけては、植え込み材が乾いたらすぐ水をかけてあげましょう。
  ヘゴ付けなどしている株については乾きが早いため、朝夕水をかける必要がでてくる地域もあります。
  観察をしっかり行ってください。

  梅雨の雨には当て続けても構いません。
  植え込み材が乾かないから先ほど書いた内容とは違うと疑問に思われるでしょうが
  雨には微量の天然栄養素と豊富な酸素が含まれています。
  雨は鉢の中を流れ落ちていきますので、常に同じ水が溜まっているわけではないので、
  新鮮な酸素を常に供給し続けてくれるため根腐れが起こらないのです。

  秋以降気温が下がってきたら成長も鈍くなり水をあまり吸わなくなります。
  だから植え込み材の乾きも鈍くなりますので、植え込み材が乾くのを待って、
  乾いたと思ったその数日後に水をかけてあげましょう。

  品種によっては花芽をあげるために、冬季、品種によって数週間から数か月
  完全に水切りをするものもありますので注意してください。

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株や根の状態に関するQ&A
  質問 1 古くなった黄色のバルブはいつ切り取ったらいいのですか?
  回答
  黄色くなっているのは枯れていることなので、
  1 バルブの途中から黄色くなっている場合は、境目から1cm位下の枯れていない部分でカットし、
    ペースト状の殺菌剤を塗っておきましょう。
  2 バルブ全体が黄色くなった場合は完全に枯れていますから、バルブ基部でカットします。

  質問 2  バルブが萎れてます。葉はちゃんと付いているのですが原因は何でしょうか?(質問の時期:10月中旬)
  回答
  バルブが萎れる原因は、冬季以外であれば水不足、日光不足、肥料のやり過ぎ、根腐れなどが考えられます。
  春からの成長期にはしっかり灌水し、できるだけ太陽の光には当てた方が良い成長をみせてくれます。

  肥料は通常1,000倍使用のものであれば、3,000倍くらいに薄め、2週間に1回程度
  真夏日を除いて与えた方が良いでしょう。
  水のやり過ぎ、肥料の与え過ぎ(濃い肥料)は根腐れの原因になりますので、しっかり調整してください。

  直射光を当てる場合は、風通しを良くすることが条件です。
  午後3時以降の太陽には原則として遮光が必要です。地域や品種によって異なりますが、30〜50%の遮光をしてください。
  終日直射光に当てる場合は、その間扇風機などで強制的に風を送り続けることです。

  水不足になると葉先が枯れてきますので気を付けましょう。

  冬季は低温処理の時期です。低温時期はあまり水を吸わず、その分バルブに蓄えた水分を使って生きていますので
  必然的に水不足となり萎れてきます。
  春になったら自然に元の状態に戻りますので心配は無用です。

  質問 3  アフィラムを育てています。花数が少なく、高芽がいっぱい出ます。
         毎年こんな状況ですが、花をたくさん咲かす方法を教えてください。
         ・ 肥料は夏の終わりまで与えています。
         ・ 春から夏は屋外、秋から冬は室内の陽当たりいい場所に置いています
  回答
  肥料の与え方には問題ないようですので、おそらく低温処理がうまくいってないのではないかと思います。
  アフィラムはノビル系と同じように育てていいのですが、低温処理は少し異なります。

  ノビル系は7℃前後の低温に3週間ほど当て、1週間から10日に1回軽く灌水しますが、アフィラムの場合は
  5〜7℃くらいの低温に1ヶ月以上当て、その間は完全に水を切ります。

  オーキッド洋庵では1月から春先の最低気温が10℃くらいになるまで、屋外の霜が降りない場所に置いたまま水を切っています。

  高芽は春から夏の間に切り離し、新しい水苔で小さな素焼鉢に数本ずつ植え付けたらいいでしょう。
  窒素成分の肥料を秋遅くまで与えると花芽にならず、高芽になってしまいます。

  質問 4  古くなったバルブはいつ整理したらいいのですか?
  回答
  バルブ系のランたちは、バックバルブ(古いバルブ)から栄養を補給されながら成長しています。
  基本的にはバルブが萎れて変色してきたものについては基部から切り取ります。
  だから、しっかりしたバルブについては開花が終わったものでも切り取ってはいけません。

  時々、「新しいバルブには葉が勢いよく付いて綺麗だけど、葉が落ちたバルブは見苦しいから切り落としました。」
  という声を聞きますが、花は葉が落ちた昨年のバルブに付きますし、バックバルブがあることでデンドロは元気よく成長し
  良い花を咲かせてくれますので、むやみにバックバルブを整理しないことです。

  また、新芽があちこちから吹いてくることと思いますので、株分けする際にはバックバルブを
  数本付ける必要があることを覚えておきましょう。

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植え付け・植え替えに関するQ&A
  質問 1 デンドロビウムを頂いたのですが、植替えが必要だと聞きました。どのようにしたらいいのか教えてください。
  回答
  まず植え替えのタイミングですが、株が鉢一杯に増えていたら株分けして植え替えしてください。
  また、株が鉢一杯になっていなくても、水苔が古くなって傷んでいたら植え替えしてあげます。
  植替えは、根腐れなどの不具合がない以上、春暖かくなって新芽や新根が動き始めてから行います。

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温度・湿度に関するQ&A
  質問 1  今年、花が咲きませんでした・・・
  回答
  デンドロのノビル系やアフィラム系統の品種は、低温処理をしないと花芽があがりません。
  どのような状況で栽培されたのか判りませんが、バルブはしっかり生育したものの、
  花芽が上がらないという一番の原因はそこにあると思います。

  ノビル系で、7℃前後の低温に3週間ほど当てます。
  この間は1週間から10日に1度、軽く灌水するだけです。

  アフィラムやロディゲシィなどについては、5〜7℃の低温に1ヶ月以上当て、その間は完全に水切りを行います。
  オーキッド洋庵では1月から春先の最低気温が10℃くらいになるまで、屋外の霜が降りない場所に置いたまま水を切っています。

  もう1つ考えられるのは、肥料の与え方です。
  秋遅くまで窒素系の肥料を与えていると花芽が上がらず、高芽になってしまいます。
  真夏には肥料を与えませんが、夏の終わりから再び肥料を与える人もいます。
  この時与えるのは、開花に備えての肥料ですので窒素系を少なくし、あるいは「0」にし、
  リン酸系の成分が多く含まれた肥料を1カ月間だけ与えるのです。

  この時期は与えなければいけないというものではありませんので、初心者や一般の方々は
  施肥は行わない方が無難だと思います。

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肥料に関するQ&A
  質問 1 肥料を与え過ぎると花が咲かないと聞きましたが、花を咲かせるためには
         どんな肥料をどのように与えたらいいのでしょうか?
  回答
  「温度・湿度に関するQ&A」でも説明していますが、花芽分化のころまで窒素系肥料を与えていると
  株が成長を続けるため花芽が付かず高芽になってしまうのです。
  株を増やしたいのであれば窒素成分が多い肥料を与え続け高芽を出させたらいいでしょう。
  しかし、花を楽しむのであれば夏以降に窒素成分が多い肥料は与えてはいけません。
  逆に、真夏日が終わったらリン酸成分が多い肥料を1ヶ月ほど与えたら花芽分化に効果的です。
  夏季は施肥を控えますので、窒素成分が多い肥料は真夏日に入る前までで終わらせてください。

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病気害虫に関するQ&A(薬剤を含む)
  質問 1 葉に丸い黒班が出て葉が落ちた原因は何が考えられるでしょうか?
  回答
  風通しが悪かったり、梅雨時期など低温多湿で通気性が悪い状態が続くとそのような症状が現れます。
  黒班病といわれるものです。

  屋外栽培から屋内栽培に切り替えた直後にも現れやすい症状です。
  風通しを良くし、乾燥気味に栽培することが肝心です。

  これ以外にも赤や黄色など斑点性の病害がありますが、いずれも病原菌は糸状菌と呼ばれるものです。
  空気感染や、灌水時の水の飛翔等により他の株へ感染しますので発見したら早めの対応が必要です。

  病斑部が大きい時は切り取りましょう。
  また周囲の株への感染を防ぐため殺菌剤を散布しておくことです。
  周囲へは感染予防効果が高い殺菌剤、感染した株には治療効果が高い殺菌剤を散布することをお勧めします。


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