オーキッド洋庵のラン栽培Q&Aコーナー/胡蝶蘭

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胡蝶蘭栽培 Q&Aコーナー(Phalaenopsis)

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      目  次
1 胡蝶蘭に関するQ&A
2 カトレヤに関するQ&A
3 バンダに関するQ&A
4 デンドロビウムに関する
  Q&A
5 シンビジウムに関する
  Q&A
6 バルボフィラムに関する
  Q&A



置き場所に関するQ&A(遮光・通風を含む)
  質問 1 胡蝶蘭の置き場所はどんなところがいいですか?
  回答
  栽培するのであれば、
  1 風通しが良いところ
  2 直射日光が当たらない場所(遮光は梅雨以降は70%、春秋は50〜60%、冬は30〜50%が目安))
  3 乾燥しすぎないところ(70%程度の湿度は必要)
  4 暖かくなって屋外栽培する場合は、前記条件と雨が直接当たらず置き棚の脚にはナメクジ防止用に銅版や銅線を
    巻いておきましょう。   
    また棚板は、雨水など地面からの跳ね返りが届かない高さにします。

  咲いた株を飾っておくのであれば
  1 明るくて風通しが良いところ
  2 エアコンの暖風・冷風が直接当たらないところ
  3 窓辺に置くのであれば、レースのカーテン1枚くらいはかけておく。ただし、冬季は外の冷気で傷むので
    窓ガラスに近づけないことです。

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水やりに関するQ&A
  質問 1 胡蝶蘭への水やりのタイミングを教えてください
  回答
  植え込み材が水苔でもバークチップでも同じですが、 鉢の中が乾いたらタップリと水をかけ、乾いたらまた水をかけるを
  繰り返すことが基本です。
  植え込み材の表面が乾いたら、鉢の中が乾いたサインです。

  春以降の成長期にはすぐに水をかけますが、晩秋から冬季の低温期には 乾いた後2〜3日おいて
  午前中に水をかけます。
  寒くなって加温栽培とし、栽培適温で管理する場合は通常通り植え込み材が乾いたらすぐ水をかけます。

  プレセントで頂いた胡蝶蘭など、花が咲いている間は休眠期ですので水を与える必要はありませんが
  一日中温かい部屋に置いている場合は、霧吹きで株全体にシリンジしたり、 1週間から10日に1回程度
  ビールグラス3分の2程度の水をあげてください。

  贈答用として販売されている胡蝶蘭は、そのほとんどが陶器鉢で見た目よくされていますが、例えば3本立の場合
  それぞれの株がビニールポットのまま陶器鉢の中に収納されていることが多いため、鉢内が見えないように
  カバーしてある水苔を取り除き、1株ごとに水を与えてください。

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株や根の状態に関するQ&A
  質問 1 プレゼントでもらった胡蝶蘭の下の葉が黄色くなって萎れてきました。どうしたらいいのでしょうか?
  回答
  プレゼントでもらった胡蝶蘭は陶器鉢に2株か3株寄せ植えしてあるものだと思いますが、 現在もそのままなのでしょうか?
  もしそのままの状態で水をあげているのであれば、まず考えられるのが根腐れです。
  陶器鉢は風を通しにくいので鉢の中が蒸れてしまい、植え込み材がなかなか乾かないので根が腐ってしまいます。

  他に考えられる理由は、低温に当たり過ぎたか寿命です。 栽培管理をしっかり行うと、葉の枚数は増えてくれますが
  水や栄養素が不足すると、一番下の葉から栄養素を供給するので、やがて寿命がきて枯れ落ちてしまいます。

  質問 2  根腐れを起こしました。植え替えした方が良いでしょうか?(問合せ季節は秋)
  回答
  本来ならば植え替えは春、新芽・新根が動き始めてから行うものですが、根腐れを起こした株をそのまま放置すると
  やがて株が衰弱し枯れてしまいます。
  どのみち枯れるのであれば、早期に治療してあげる方がいいと思います。

  株を鉢から抜いて根を洗った後治療します。 準備するものは、しっかり消毒したハサミと殺菌剤、新しく植え付ける素焼鉢
  水苔です。

  素焼鉢は現在使用中のものと同じ号数か、一回り小さなものを準備してください。
  根を整理した時に、ボリュームが今と変わらなければ同じ号数を、根のボリュームが小さくなったら
  一回り小さな鉢を使用します。

  質問 3 新しく生えてきた天葉が変色してきました。黄ばんだうえに葉の付け根付近が茶色になってきています。
        原因は何でしょうか?
  回答
  灌水した後、天葉のところに水分がいつまでも残ると過湿状態となり新芽は腐ってしまいます。
  春の成長期に芽生えた新芽(新葉)にありがちな事故です。

  この時期は特に天頂部には水が残らないようにすることが大事です。
  灌水後、テイッシュなどでしっかり水を吸い取ってください。
  併せて、風通しを良くすることも天頂部を乾かすために大事なことです。

  質問 4 新しい葉(新芽)が生えてきません。原因は何が考えられますか?(問い合わせ時期:4月)
  回答
  一般的に胡蝶蘭は平均最低温度が15℃を越え、18〜20℃に達すると動き始めます。
  暦の上では春になったとしても、日本は南北に長い列島ですので この温度に達するのは地域によってばらつきがあります。
  ご自身で栽培場所の温度を毎日計測していれば一番確実なのですが、計測されていない場合は、
  毎日の天気予報をしっかりみて適温時期がくるのを待ちましょう。

  それでも新芽が生えない場合は、前回花を2回咲かせたことによる株の疲れか、株の芯が腐ってきていることが考えられます。
  株の芯を腐らさないための予防の1つとして、灌水後は天頂部に水が残らないようにしましょう。

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植え付け・植え替えに関するQ&A
  質問 1 植替えの時期はいつ頃ですか?
  回答
  春になり気温が上昇すると新根や葉(新芽)が出てきます。根と葉が数センチ伸びたら植え替えても構いません。
  外気温も15℃を越えているはずです。 付け加えますと、植え替える鉢の大きさは0.5〜1号増やすだけにしてください。

  小さい鉢だとランが可哀想だからと、大きな鉢に植え替える人を良く見かけますが、これだと根の本数や大きさにより
  水苔に対して合わずに、水苔がなかなか乾かなくなり根腐れを起こす原因になるうえ、根が鉢の中に張るまで
  時間がかかり過ぎることになり、花が咲くまで長い時間を要します。

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温度・湿度に関するQ&A
  質問 1 胡蝶蘭栽培に適した温度や湿度は?
  回答
  胡蝶蘭は高温多湿を好みます。冬季の最低温度は 大輪花系 15〜18℃ 小輪花系 5〜10℃ です。
  最低温度とは、それ以上下げては危険だという温度で栽培適温ではありません。

  栽培適温は 大輪花系 18〜20℃以上35℃くらいまで 小輪花系 7〜10℃以上35℃くらいまでが
  一般的に言われている温度ですが、品種によっては必ずしもこの通りにはいかないので、購入する際に最低温度と
  栽培適温を聞いておくことをお勧めします。

  湿度は、過湿にならない程度にできるだけ70%以上をキープしましょう。
  夏場や冬の乾燥期には、株周囲に打ち水をしたり、加湿器を利用して適度な湿度を保ってあげてください。

  質問 2 小輪系の胡蝶蘭は低温でも管理できるのですか?
  回答
  低温管理ができる胡蝶蘭で有名なのがアマビリスです。5℃くらいまでは十分寒さに耐えらえれます。
  胡蝶蘭の仲間ドリテノプシス属は丈夫で、こちらも寒さに耐えることができます。

  大輪系の株は、冬季、加温設備がないと栽培はとても難しくなります。
  たとえ咲いたとしても、購入した時のような大きさにならず、また輪数もそれほど増えないことでしょう。

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肥料に関するQ&A
  質問 1 胡蝶蘭には、いつ、どんな肥料をあたえたらいいのですか?
  回答
  まず、肥料には窒素(N)・燐酸(P)・カリ(K)という三要素があることを覚えておいてください。
  肥料には大きく分けて、固形肥料(粒状・粉末を含む)と液体肥料があります。

  例を挙げると 固形肥料
  1 発酵油粕   窒素成分が多い肥料で、しっかりした株を作るのに欠かせない成分です。
  2 化成肥料   肥料三要素の成分を2つ以上含んだものを化成肥料といいます。
  3 骨粉      リン酸成分が多い肥料で花を咲かせるのに必要な成分です。
  4 バットグアノ  コウモリの糞ですが、骨粉同様リン酸成分が多い肥料で花を咲かせるのに必要な成分です。

  液体肥料
  1 肥料三要素同等配合  N10:P10:K10のように三要素が同等に配合された肥料です。
  2 燐酸主体配合肥料    N5:P10:K5のようにリン酸成分が多く配合された肥料です。

  これらの肥料を上手く使い分けるのですが、株の成長期には窒素成分が多い肥料を与え
  花芽分化が予想される時期より1ヶ月手前くらいから開花までは、リン酸成分が多い肥料を与えることを
  基本として覚えておきましょう。

  春から初秋の成長期には、真夏を除いて窒素成分が多い肥料を与えます。
  秋が深まり最低気温が17〜18℃になる頃以降には窒素成分は控えます。
  リン酸成分が多い骨粉やバットグアノを1回与えるだけでいいでしょう。

  17〜18℃の低温処理を1ヶ月ほど行ったあとは、加温栽培で20℃以上に保つと花芽が上がってきますので 、
  リン酸成分が多い液肥をボトルの説明書に従って与えてください。

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病気害虫に関するQ&A(薬剤を含む)
  質問 1 胡蝶蘭の花弁の中や縁が所々茶色っぽく変色してきました。
        少し傷になっているようなのですが原因は何でしょうか?
  回答
  花弁に目を近づけてよく観察してみてください。
  おそらく、長さ1〜2ミリの黒くて細い虫(黄色っぽいものもいる)がいると思われます。
  これは、スリップスという害虫で、和名はアザミウマといいます。  
 
  春以降暖かくなり、乾燥する日が続き始めると発生し、蕾や花に害をもたらします。
  また、冬季の温室など加温栽培すると発生しやすくなります。

  スリップスは吸汁性の害虫ですが、他の虫と違って針を刺して樹液を吸うのではなく、口のようなもので
  花弁などを削って養分を吸うので傷口が広がっていき茶色に変色するのです。

  また、葉に卵を産み付け、そこで幼虫から蛹になって孵化するのですが、葉から落ちた幼虫は鉢の中で
  蛹になって孵化しますし、成虫も鉢の中に潜ることがありますので暖かくなってきたら、薬剤散布の時に
  スリップスに効果がある薬剤をまぜて散布するとともに粒状の薬剤を植え込み材に蒔いておきましょう。
  溶けた薬効成分を根が吸い上げ、葉の内部で孵化した幼虫を退治してくれます。


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