バルボフィラムの一般的な栽培管理方法をわかりやすく解説しています。

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バルボフィラム (Bulbophyllum)栽培方法 

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バルボフィラム栽培管理方法


先ずは栽培ポイントをしっかり読んで、栽培方法、育て方をイメージしてください。

 

 ■ 栽培ポイント

  ・ ほとんどのバルボフィラムに共通して言えることは、日陰で湿度が確保されているところに生息していることです。
    ただ、単にジメジメしているということではなく、湿度はあるけれども風通しは必要です。

  ・ 株の大きさに対して根が細いので、胡蝶蘭やカトレヤのように根に十分な水を貯えられませんので
    植え込み材を完全に乾かすことなく、翌日には乾くなという程度の湿り気の時に水を与える方が良いでしょう。

  ・ 直射日光には弱いので屋外栽培時には、木陰に置くか必ずネットなどで遮光をしてください。

  ・ バルボフィラムは熱帯域から日本などのように温帯域まで生息しています。
    それぞれの品種に適した最低最高温度を理解して栽培してください

  ・ ランナーが長いものと短いものがあります。長いものはヘゴ付けするなどして、環境を整えましょう。
    短いものは素焼鉢水苔でもプラスチック鉢水苔でも構いません。

  ・ 水苔植えの場合、年中湿り気がある状態ですので苔の痛みが早いため2年毎には植え替えましょう。

 ■ 置き場所について

  1 春から秋にかけては屋外栽培では、直射日光など強い光が当たらない風通しの良い場所に置いてください。

  2 現地では、半日蔭の木陰などに生息していますので、置き場所は年間を通して明るすぎない場所にしてください。

  3 温帯地域の品種については、ある程度低温に耐えるので屋外のままで管理できる地域もありますが
    熱帯・亜熱帯地域の品種については、冬季の最低温度以下にならないように、管理場所を選んでください 。
    無加温の家屋内、加温するワーデアンケース、温室等品種によって異なります。

  4 温度ばかりに気を取られず、湿度管理もしっかり行いましょう。
    バルボフィラムは乾燥に弱いので、空中湿度を高めに維持できるように置き場所を工夫してください。
    
 

 ■ 灌水について

 

  1 灌水は一年を通して多めに与えた方が良いでしょう。特に春から秋までの生育期間は,植え込み材が乾き過ぎないよう注意してください。

  2 植え込み材が乾いてから与えるのでは遅いので、乾くか乾かないうちに与えた方がしっかり生育します。
    コツは、栽培ポイントにも書きましたが、例えば水苔が翌日には乾くかな、と思えるタイミングで灌水した方が良いです。

  3 冬季の無加温栽培では、植え込み材の表面が乾いてから1〜2日おいて灌水します。
    冬季といえども、最低温度以上は確保していることだと思いますので、株自体は休眠していませんので水は必要です。

  4 ヘゴ付け栽培の場合、成長期には朝夕2回の灌水をしてください。周囲への打ち水も必要です。
    周囲の温度が高く乾燥気味であれば、朝昼夕の3回灌水しましょう。


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 ■ 遮光について

 

  1 年間を通して半日蔭状態がベストです。

  2 屋外栽培時の春と秋には30〜50%程度、夏季は60〜70%程度の遮光を目安としてください。

  3 冬季屋内で管理する場合は、直射日光が当たらない明るい場所において風通しを良くして管理します。
    屋外で栽培できる品種については、木漏れ日程度で構いませんが、霜の被害に合わないよう置き場所に気を付けてください。


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 ■ 肥料について

 

  1 春、気温が上昇し生育期に入ったら規定希釈倍数より薄めの液体肥料を1週間から10日に1度の割合で
    夏の終わりまで与えます。(規定希釈倍数1,000倍なら2,000倍に薄める)
    夏とは地域によって期間が異なりますので、カレンダーだけでの判断はせず、概ね20℃を下回り始めたら夏も終わりと
    理解していたらいいのではないかと思います。

  2 固形肥料は、鉢の号数に合った数量の油粕や化成肥料等を、春から梅雨明けまでの間に1回だけで十分です。


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 ■ 植え付け・植え替えについて

 

  1 植え込み・植え替えは、春になりその品種ごとの最低気温を上回り始めたら行なえますが、春(3〜4月)開花する品種については
    開花終了後に植え替えましょう。


  2 素焼鉢、プラ鉢とも水苔植えの場合年中湿り気がある状態ですので、苔の痛みが早いため2年毎には植え替えましょう。

  3 匍匐茎が短いものについては素焼鉢水苔植えでいいのですが、通風管理がしっかりされている場所であれば、
    プラ鉢水苔植えでも構いません。
    水苔はあまり硬めに詰め込まないようにした方が良いでしょう。

  4 匍匐茎が長いものについては、素焼鉢などに植え込もうとするとランナーが折れるのでヘゴ板などに着けた方がいいと思います。
    その際は、水苔を枕にしその上に株を置いて、さらに根に水苔を被せたあと「U釘(又釘)」等で匍匐茎を留めます。
    ヘゴ板の中心付近に固定すると株が成長する際上の方に展開するので、下半分が空いてしまい見栄えが悪くなります。
    ヘゴ板半分より下の方に固定し、板の上方に広がるよう成長展開させてください。

 ■ 病虫害について

 

  1 病虫害については、定期的に殺菌殺虫剤を散布しておけば特に気にすることはありませんが、
    管理方法が湿気が多い状態ですので、地際等にカビ(糸状菌)が発生しないよう風通しを良くしておくとともに
    カビ菌に対応した薬剤を散布してください 。

  2 病虫害剤には予防効果が高いものと、治療効果が高いものがありますので、購入・使用に際しては
    その辺りをしっかり理解したうえで購入し使い分けましょう。

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